歴史

一九〇二年一月、雨の日のこと

短編/翠蝶

 2022年 大学祭冊子掲載作品

 

 1902年1月3日。その日も生憎、ロンドンの街は雨が降っていた。戦争で足を失った青年は、仕事もなく行く宛もなく、とある邸宅の前でぼんやりと過ごしているばかり。そんな青年の前に、一人の老いた東洋人が現れた。老人は何故イギリスの地に足を踏み入れたのか。その目的は一体──


真実をみて

短編/明神 輝将

 

 ドイツが、パリ侵攻をした頃の時代が舞台。時代に翻弄されたドイツ人の主人公と、日本人が織りなす物語。


帰らない君へ

短編/明神 輝将

 

 日露戦争が繰り広げられた時代に生きた、松山出身の若き二人。出兵する君への思いを、手紙調で振り返る物語。